金(インゴット)を資産として持つメリット
最終更新日 2025年6月18日
自分の資産管理は将来の貯蓄として非常に重要となるため、若いうちから計画的に行っている人は多いです。
そして安定してきな資産として昔から好まれてきたのが「インゴット」で、日本ではゴールドバーや延べ棒とも呼ばれてきました。
手堅い資産運用や投資を目的にインゴットを所有する方は非常に多いですが、どのような資産管理でも最低限の知識を持ってから所有することが基本だと考えられています。
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金は古代から富の象徴の一つだと考えられている
実際に投資をしようにも株はリスクが高くて不安という声も多いですし、金投資は安全性が高く手堅いイメージが強いけれど、本当の資産として向いているのかわからないと不安に感じている初心者も少なくありません。
保有資産に「インゴット」を購入する前に、どうして価値や安全性が高いのか正しく理解しておくことをおすすめします。
まず金は古代から富の象徴の一つだと考えられ、国内でも紙幣や宝飾品に使用されてきた歴史があります。
まずこの資産は腐敗することがなく、いつまでも輝きが続く美しさから価値を見いだされてきたことや、自然の産物である以上生産するために限りある物質であることも貴重に考えられてきた理由です。
貨幣は人間がいくらでも新しく作り出すことが出来ても、この物質は採掘の手間がかかることや限られた場所でしか採掘することが出来ません。
そして現在まで世界中の採掘場で掘り出されてきた物質は、限りあるため最先端の技術を駆使しても今後新たな金鉱が発見されることはないといわれています。
このようにこの資産は普遍的な価値を持つ非常に貴重な物質であることから、世界的にも資産だと保有することは当たり前に行われてきました。
現物資産である
では実際に資産として持つことのメリットにはどのようなことがあるかというと、まず現物資産であることが挙げられます。
現物資産とはそのもの自体に価値があるものを指し、貨幣や株式などは有価証券となり金融資産に分類されます。
この資産は世界情勢や政治、経済といった要因から価値が大きく変動する特徴を持っており、株式であれば株を持っている会社や貨幣なら国家など、発行体の信用力によって価値が決まるという特徴を持っています。
購入したときには非常に価値のあった株式や貨幣も、会社が倒産したり国家が破綻してしまえば何も価値がなくなってしまうなど非常にリスクが高い特徴があります。
しかしインゴットの場合、そのもの自体に価値があるので価格の変動があっても完全に無価値になることはありません。
これは資産を発行している国家や会社の信用によって損傷を受ける状態とは反対に、資産自体の価値が損傷を受けるような信用リスクがないことが関係しています。
他にもこの資産は世界共通の通貨と呼ばれるほど、高い価値があることが世界的にも認められている数少ないものでもあります。
そのものの価格に生産コストが大きく割り込むことはない
またこの物質は採掘をするための人件費といった生産コストが必要不可欠であり、そのものの価格に生産コストが大きく割り込むことはないことも特徴の一つです。
これは生産コストを大きな下支えにして、価値がより高まることから貨幣や株式といった値崩れのリスクを持っている資産とは異なり、有事の際にも価値が落ちにくい強さを持っています。
実際に世界各国の国際決済銀行や中央銀行では、金を保有している特徴があるなど価値の高さがあることがわかります。
物自体が無価値にならないといっても、価格変動はあり好景気の際には貨幣や株の価値が上がり、経済が低迷するほどこの資産の価値が上がるといわれています。
実際にインゴッドは日本国内では純度が99.9%以上のものだけが正式に認められています。
そのため延べ棒の表面には1000分率で999.9や、99.99と刻印されており、9が4つ並んでいることにちなんでフォーナインとも呼ばれます。
実際に保有する際の延べ棒のサイズについて
では実際に保有する際の延べ棒のサイズですが、取り扱いされているのは1kgと500g、300gと200g、100gと50g、20gと10gそして5gの9種類があり、取り扱いされている会社にとってサイズの違いは多少ありますが、一般的にはこの9種類のうちから手に入れることができます。
ただ手に入れる際の注意点は、500g以下を売買する際には手数料が発生するので、手数料を節約したいという方は500g、もしくは1kgを選ぶことが多いです。
価値が落ちにくく世界的に人気が高いインゴットですが、保有する際の注意点として偽物には十分に気をつける必要があります。
偽物の手口には中身にタングステンといった異なる物質を用いて、表面にメッキをかけて偽装しているものが多くみられます。
そういった偽物は加工が十分ではなく、表面が波打っていたり実際の重さが表面に刻印されているものとは違ったといったケースが多いといわれています。
まとめ
偽物自体は価値が一切ないため売却も不可能となることから、インゴットを購入するなら信用のある大手地金商を利用するなど、情報収集をした上で計画的に手に入れることが大切です。