最終更新日 2025年6月18日

アンケート調査について

新しい商品を開発する時や既に販売されている商品がどのように消費者に受け入れられているのか、政権の支持率などなどで行われているのが、アンケート調査と呼ばれるものです。

その調査方法はいくつかあり、アンケート用紙を対象者に配る方法・電話で行う方法・インターネットを活用する方保などが挙げられます。
調査方法によってメリット・デメリットがあります。

まず、古くから行われてきた方法であるアンケート用紙を対象者に配るという方法のメリットとしては、簡単に用意をすることが出来る・比較的高年齢層の回答も得ることが出来るということでしょう。

一方でデメリットとしては対象者の数が多いとコストがかさむ事がある・収集した回答をデータ化するのに時間を要する・アンケート用紙の修正が難しいなどが挙げられます。

次に電話で行う方法ですが、無作為に選び行われています。
メリットとしては、電話がつながれば確実にその場で回答を得ることが出来る・短期間で調査を終えることが出来る・調査会社に依頼することが出来る・具体的な意見を聞き取ることが出来るということがあります。

固定電話を持たない人は調査の対象から外れてしまう

一方でデメリットもあります。
以前は一家に一台、固定電話があるということが一般的でしたが、最近は携帯電話やスマートフォンの普及、核家族化などの影響により固定電話を持たない人が増えてきています。

電話での調査は固定電話で行われるため、固定電話を持たない人は調査の対象から外れてしまいます。

また、全ての人が電話に出てくれるもしくは調査に協力してくれるというわけではありません。
調査を行うとなると、ある程度の時間が必要となりますので、対象者の協力を得ることが出来ないと難しくなります。

アンケート用紙による調査・電話での調査に加えて、最近ではインターネットを活用した方法を選択する場合も増えてきているようです。
メリットとしては、用紙を印刷する費用と手間を省くことが出来る・収集した回答を用意にデータ化することが出来るということでしょう。

一方のデメリットとしては、パソコンやスマートフォンに不慣れな人は所有していない人は調査の対象から外れてしまう・アンケートを実施するためのシステムを用意しなければならない・必ずしも正しい結果を得ることが出来るとは限らないということでしょう。

アンケートを行う状況によって調査方法は異なる

どのような方法を用いて調査を行うのかは、アンケートを行う状況によって異なります。

例えば、質問項目が少なく、より具体的な回答を得たいという場合や市場の意見を探りたいなどの場合には、電話での調査が適していますし、スーパーやデパートなどでサービスや品揃えに関する意見を聞きたいという場合には、アンケート用紙を持ちた方法がおすすめです。

スーパーやデパートの場合、若い人だけではなく比較的年齢の高い人もよく利用するものです。
パソコンやスマートフォンを利用していないもしくは十分に活用することが出来ていないという人の意見もアンケート用紙を用いた方法であれば回収することが出来ます。

また、アンケート用紙ではなく、タブレット端末を用いるという方法もあります。

アンケート用紙に書くような感覚でタブレット端末を操作することによって、用紙を使用した方法のデメリットであるデータ化するのに時間がかかる・用紙のコストが掛かるということを解消することが出来ます。

インターネットを活用したアンケート調査のメリットは？

インターネットを活用したアンケート調査は、多くの人の意見を集めたいという場合に適しています。

数千人から数万人の意見を集めたいという場合、アンケート用紙を使用した方法では収集した回答をデータ化するのに時間が掛かりますし、用紙を用意するのにも多額の費用が掛かってしまいます。

電話での調査も多くのオペレーターを用意する必要があるでしょうし、十分な回答数を得られるまでの時間・手間も多く掛かります。

インターネットでの調査であれば、調査の目的や用途に応じて規模を自由に設定することが出来ます。
数万人以上を対象とした大規模な調査を行うことも出来ますし、予算に応じて規模を設定するという事もできます。

回答者のターゲットを絞りやすいということも特徴と言えるでしょう。

インターネットを活用した非対面式の調査方法の場合、回答が偏る可能性がありますし、回答している人の姿を見ることは出来ないため、実際に回答している人と調査結果に違いが見られることも考えられます。

いずれの方法も、アンケート内容によって回答者を意図的に求める回答をするように仕向けることは出来ます。
同じアンケート内容でも、受取る側によって全く異なる印象になるということもあるでしょう。

調査を行う場合には、中立的な質問を行うことや選択肢を作るということは避けることが大切ですし、回答を分析する時には、どのような質問や選択肢が用意されているのかということを客観的に確認をするということが正しく回答を読み解くためには大切になってくるでしょう。