自閉症

放課後等デイサービスで手厚い支援を受けられます

最終更新日 2025年6月18日

1.発達障がいの児童が支援を受けることのできる手段が広がっている

多様化する教育的ニーズを満たすために、学校や民間などが特別な支援を必要とする児童に対して様々な支援を行う手立てが取られるようになってきています。

特に近年は発達障がいの児童が支援を受けることのできる手段が多く、選択肢も広がっています。
これは義務教育学校で特別支援教育が広く実施されるようになったことからスタートしているのはご存知の通りでしょう。

20世紀の末までは特別支援教育という言葉は用いられておらず、発達障がいについても診断の基準が曖昧であったり、保護者が「特殊学級」への進学を希望しなかったりという状況も珍しいものではありませんでした。

しかし平成13年以降に特別支援教育が本格実施となったことから、これまで学校の中で取り立てた支援を受けられなかった児童にも支援の手が届きやすくなったという経緯があります。

通常学級、あるいは協力学級という健常児が在籍している学級で日常生活を過ごし、主要な教科を個別授業を実施するという方法が主流となり、現在はかなり多くの義務教育学校に特別支援学級が設置されるようになりました。

2.放課後等デイサービスの入所基準について

児童生徒の障がい種別では、知能指数的に通常の授業についていくことの困難な困り感を抱えているケースの知的学級、精神面での不安定さやコミュニケーション能力において特別な支援を必要としている児童生徒の在籍する情緒学級が特に多くの人数の在籍が見られます。

そのほかにも肢体不自由、聴覚や視覚に関する特別支援学級があり、言語障がいの学級も存在しています。
放課後等デイサービスは、これらの特別支援学級の子どもたちが適切なサポートを受けながら放課後の時間を過ごす場所として提供されています。

放課後等デイサービスへの入所には一定の基準があり、基本的には療育手帳を所有している小学生の児童が優先的となります。
療育手帳がない場合でも必要と認められた場合に入所が許可されるケースもあります。

特別支援学級の児童は、通常の学童保育へ在籍した場合に必要な支援やサポートが受けにくいということもありますので、放課後等デイサービスの利用が望ましいとされています。

どのようなサポートが行われているのかは、それぞれの施設の方針により異なりますが、共通していることがそれぞれのニーズに合わせたきめ細やかなな学習支援が実施されているということです。

3.学校や家庭への送迎を行っている施設も多い

指導者の多くは教員免許を有していたり、保育士の資格を有している教育に関するプロであることが多く、それぞれの児童の個別支援計画に基づいて学校や家庭との連携を行いながら、より豊かな発達の支援を行うというプロセスを年間を通じて実施します。

学校の担任の先生から児童の特性について学校生活の様子を聞いて教育内容を補完すること、保護者の願いや希望をもとに伸ばしたい学力や社会性を身に着けさせるということも大切な役割です。

発達障がいを抱えた多くの児童が入所していますので、それぞれの子に応じた対応を行っていく必要性があり、手厚い支援が行われているためとても人気のある施設として知られるようになりました。

学校や家庭への送迎を行っている施設も多く、放課後デイサービスの職員が学校に迎えに行き、時間が来るまで学習に関する支援を行いながら保護者の迎えを待つというタイムスケジュールが多くの施設で共通しています。

4.療育手帳を有していれば公的な支援が受けられる

夏休みや冬休みなどの長期休業期間中は、朝から開所されておりますので、1日の多くの時間を放課後等デイサービスで過ごすということもあります。
職員と一緒に遊んだり、勉強で必要な部分を個別で支援したり、同じ施設の利用者の児童との交流をすすめたりと、毎日が充実したものとなっていますので、安心して子供を預けることができる体制が整えられています。

利用料金についても療育手帳を有している場合であれば、公的な支援が受けられますので一般的な学童保育と比較しても安く、質の高い手厚いサポートを受けることができるという観点で、保護者の方からは入所希望の問い合わせが多く人気の高さが伺えます。

前述の通り、学校における特別支援教育の実践が進んできていることもあり、保護者の意識や子供自身の意識についても「支援を受ける」ということへの抵抗感が低くなってきている傾向にあります。

無理をしてでも学校の学習についていくようにすると、発達障がいを抱えた児童にはきわめて大きな負担をかけてしまうことに繋がります。
そのために学校では個別での支援を受けながら、そして授業の終了後は放課後等デイサービスを利用してさらに子供の潜在能力をしっかりと下支えしていくという現在の教育サービスは、安心感のある子育てができるという観点からも素晴らしいものであると考えて良いでしょう。

入所を希望されている保護者の方は、お近くの小学校の特別支援教育コーディネーターの先生や行政機関(教育委員会)などに問い合わせてみることをお勧めします。
入学と同時に通級ができるほか、在籍を変更して放課後等デイサービスを途中から利用することも可能です。

出典:放課後等デイサービス東大阪市

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