【後藤塾】建物の安全性は保守管理で決まる

最終更新日 2025年6月18日

「保守管理ってどんなお仕事?」
「建物の保守管理の種類が知りたい」
「太平エンジニアリング後藤悟志社長の人柄が気になる」

日本には様々な建物が見受けられます。
とくに東京には大きなビルがひしめき合っているのが現状です。
そのようなビルは建てればよいというわけではありません。
その後には長気にわたってそのビルで仕事をする人や、住む人がいるわけです。
その人たちの安全を保つためには、そのビルやマンションの様々なメンテナンスが必要になってくるのです。
例えば、一戸建てに住んでいる人はあまりなじみがないかもしれませんが、マンションを例にとって考えてみましょう。

関連リンク一覧
後藤悟志プロフィール
エレベーター点検に課せられている義務と周期

後藤悟志社長が考えるマンション管理

マンションには必ず管理をしている会社があるのです。
例えば分譲マンションを購入すると、毎月必ず修繕積立金と管理費を徴収されることになるのです。
この二つの費用は入居者の負担になることは言うまでもありませんが、この費用がなければマンションの安全や安心は保たれません。
修繕積立金は10年から15年のペースで行ったほうがよいといわれる「大規模修繕」のための積立金です。
大きなマンションは一見頑丈なつくりでできています。
鉄筋コンクリートや重量鉄骨、もしくは鉄骨鉄筋コンクリート造りがマンションの基本ともいえます。
ですから、そう簡単には日々も入りませんし、大きな地震が来ても崩れることはほとんどありません。
特に1981年6月以降の新耐震基準ので作られているマンションであれば、なお安心して暮らすことが出来るものです。
そのような頑丈なつくりであったとしても、修繕は当然必要になるのです。
例えば、鉄筋コンクリートは頑丈ですが、クラックと呼ばれるひび割れが出来ることもあります。
それだけでも劣化が進んでいる証ですが、そこから雨水が侵入すると大変なことになりかねません。
その侵入した雨水が部屋に伝って雨漏りがしたとなったら一大事と言えます。

福島第一原発の事故について考える

雨漏りやクラックなどの修繕は比較的小規模

入居者も安心して暮らすことが出来なくなってしまうからです。
そうなる前に修繕をすることが大切です。
しかしこのような雨漏りやクラックなどの修繕は、比較的小規模なものに感じます。
ところが大きなマンションの場合には、比較的このような小さな修繕でも、大きな金額が掛かる場合もあるのです。
そのような時のために、修繕積立金が大切になるというわけです。
そしてもう一つの管理費も大切な費用にあたります。
管理費は小さなアパートでも徴収されますが、この管理費があるからこそ、入居者が安全に暮らすことが出来るのです。
もしも共用部分の電球が切れてそのままになっており、夜歩くと暗いままであったらどのような気分になるでしょうか。
そうなったらすぐに電球を取り換える必要があります。
その時にはこの管理費が役に立つのです。

エレベータは月点検などが必ず必要になる

他にも大規模なマンションであれば、エレベータが設置されている場合がほとんどでしょう。
このエレベータは月点検などが必ず必要になるのです。
そうしなければエレベータに不具合があって故障したりするケースもあります。
最悪の場合には人が載っている状態で止まりでもしたら一大事です。
そのような最悪のケースを避けるためにも保守管理が必要になるのです。

建物の保守管理の種類

さて建物の保守管理には二つあるのをご存じでしょうか。
保守管理には、色々な分野で使われる用語でありますが、不動産の分野においての「保守管理」というのは、ビルやマンションなどの物件そのものにあたる「設備管理」と、もう一つは入居者の安全の維持であったり、色々なトラブルなどを解決させるような「入居者管理」の二つを指している言葉なのです。
特にマンションやビルなどの大きな建物の場合には、定期的な清掃や共有施設の整備、トイレなどの排水インフラの管理や整備等、物件の快適性を維持するためであったり、もしくはビルやマンションの資産としての価値を、左右しかねないほど保守管理は重要な役割を果たすのです。
そしてもう一つの「入居者の管理」では、アパートやマンションなどの共同住宅では欠くことのできない管理でしょう。
例えば空室の管理や入居者の募集などもその一つです。
他にも管理費や家賃の入金の管理なども行い、様々な業務があると考えられます。
このように見ていくと、ビルやマンションの「保守管理」というものは、不動産を所有する大家にとってみても、反対にそこに住む居住者にとってみても、欠かせない仕事であることがわかると思います。
特に大きなマンションであれば、貯水槽の点検やエレベータの点検、共用部の掃除なども必要になる事でしょう。

まとめ

他にも郵便受けの前の掃除などもあります。
郵便受けにチラシが溜まっていたらどうなるでしょうか。
どんどんゴミが溜まっていくことになります。
ゴミはゴミを呼ぶからです。
そうならないためにも保守点検や管理が必要になるのです。
つまり「安全」と「安心」のために必要な仕事であることが分かります。
マンションに住んでいると修繕費用や管理費が負担に思う時は誰でもある事でしょう。
しかし、安全で安心に暮らすためには、この二つの費用は必要であるのは言うまでもありません。

Previous Post: 売り上げアップに貢献する朋和産業株式会社の優れた仕事振り

October 28, 2022 - In ビジネス

Next Post: 【JPアセット解説】証券会社で負けないようにするには

January 5, 2023 - In ビジネス

Related Posts