乾燥肌に保湿クリームが有効な理由

最終更新日 2025年6月18日

秋から冬にかけての寒い季節に顔や体を乾燥から防ぎ、潤いのある肌へと導いてくれるスキンケア用品と言えば、保湿クリームを挙げる人も多いのではないでしょうか。
保湿クリームは、フェイスクリームまたはスキンケアクリームとも呼ばれているものです。
価格も安価なものから、デパートの地下で美容部員のアドバイスを受けながら購入する、いわゆる高価と言われるものまで、幅広い価格帯があります。
近年では、美容大国として名高い韓国のコスメティックや、海外ブランドのものなどその種類は多岐に渡ります。

保湿クリームの働き

保湿クリームの働きとして大きなものは、一言でいえば肌に与えた潤いにフタをして乾燥から守るということです。
そのため大抵は、まず化粧水や乳液、美容液などをつけたあとの仕上げで取り入れられます。
潤いが長時間続くのが特徴で、特に秋から冬にかけては、かかせないアイテムだと言っても過言ではないでしょう。
しかし、各メーカーから様々な保湿クリームが販売されているため、どれを選んで良いのかわからないというジレンマに陥ってしまう人も少なくありません。

保湿クリームの選び方のポイント

保湿力で選ぶ

そんな時に、選ぶチェックポイントとして挙げられるうちのひとつに、保湿力があります。
スクワランやホホバオイルなど、主成分としてオイルが含まれているものは、こっくりとしたテクスチャーが魅力です。
つけたあともしっとりとした感覚が長く続きますので、特に乾燥肌がひどい人にはお勧めです。

クリームに含まれている成分に着目する

また、プラスアルファの効果を期待するのならば、クリームに含まれている成分に着目することも重要です。
シワが気になる人には、レチノールやペプチド成分が有効だと言われています。
レチノールは、アンチエイジングが期待できる成分として、皮膚科医からも推奨されています。
細胞の代謝およびコラーゲンの生成を活性化させる、ビタミンAの一種でありシワに効果的にアプローチできるとして、近年注目が高い成分です。
また、毛穴の引き締めやにきびにも効果があると言われています。
ペプチドは、アミノ酸が数個から数十個程つながった構造を持ち、アミノ酸とタンパク質の中間のような性質があります。
主にサプリメントなどに配合されることが多い成分ですが、コラーゲンペプチドなどをクリームに取り入れることにより、シワの改善が期待できます。
保湿しながら美白も行ないたいという場合には、トラネキサム酸やコウジ酸配合のものが良いとされています。
トラネキサム酸は、もともと医療の現場で抗炎症薬や止血剤として使われてきた成分です。
肝班の治療にも良いとされており、メラニンを作り出すメラノサイトに働きかけて色素沈着の抑制を行ないます。
この作用を応用することにより、美白にも効果があるとして保湿クリームなどのスキンケア用品にも取り入れられています。
コウジ酸は、メラニンを生成する酵素であるチロシナーゼを抑制する効果があります。
コウジ酸が細胞に直接働きかけることにより、これから発生する可能性があるしみも防ぐとされ、高い美白効果を持つのです。
このように配合される成分により、効能や効果もおのずと変わってくるので、スキンケアに対して何に重点を置くのかを認識し、それに合わせたクリームを選ぶことが必要です。

使用感

他にクリームを選ぶチェックポイントとして重要なものに、使用感が挙げられるでしょう。
ベタベタするのが苦手な人や、あまりさらっとしすぎてつけた感覚がないのは嫌だと感じる人まで、使用感の捉え方は千差万別です。
毎日使うアイテムであることから、重視したい感覚だと言えそうです。

香り

香りが気になるという人も案外多いものです。
スキンケアの際に良い香りに包まれて行ないたいという人もいれば、無香料じゃないと使いたくないという場合もあります。

保湿クリームを自分で手作りするのも一興

市販のものでは中々納得できるものが無い場合には、自分で手作りするのも一興です。
手作りのクリームは、添加物を入れずに作ることができるので敏感肌の人にも良いでしょう。
グリセリンやワセリンなど、ドラッグストアなどで簡単に手に入れられる材料で作ることが出来ます。
好みのエッセンシャルオイルを数滴入れれば、香りに敏感な人でも抵抗なく使えます。
手作りのクリームを作るときに大事なのは、衛生面です。
保存料や防腐剤を一切含まないため、雑菌を入れないようにする必要があります。
道具は全て煮沸消毒を行い、細心の注意を払う必要があります。
作る量にも配慮が必要です。
一度にたくさん作ってしまうと使い切れずに駄目にしてしまう可能性があります。
2週間を目処に使い切れる程度の量が最適と言えるでしょう。
また保存はきちんと蓋をして、冷暗所または冷蔵庫に保管します。

まとめ

女性はいくつになっても綺麗でいたいものです。
保湿クリームなどのスキンケア用品はそのための必須アイテムと言えるでしょう。
市販や手作りなど、自分に合ったものを正しい方法で使い続けていることにより、乾燥知らずで潤いのある肌をキープできるのではないでしょうか。

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